3月23日(土)、東京のカトリック聖イグナチオ教会(麹町教会)において、核なき世界基金が主催し「世界のヒバクシャ支援に向けて」が開催されました。
イベントでは、坂田雅子監督作品「故郷を追われて 核被害と温暖化のはざまで生きるマーシャルの人びと」の上映後(オンラインでは配信されていません)、マーシャル諸島の核被害について研究を進める明星大の竹峰誠一郎教授から2月終わりから3月中旬にかけて行った現地でのフィールドワーク報告、ICAN国際運営委員の川崎哲さんから核兵器禁止条約の定める被害者支援、環境修復についての説明が基調講演として行われました。
その後、パネルディスカッションとしてANT-Hiroshimaの渡部朋子さんを司会に、核兵器廃絶地球市民長崎集会の朝長万左男さん、第五福竜丸展示館の市田真理さん、核兵器廃絶日本NGO連絡会事務局の浅野英男さん、そしてユースセッションから髙垣慶太が登壇しました。
パネルでは、朝長さんから核禁条約の被害者支援を推し進めるための科学諮問グループについての課題、市田さんから現在も行われているビキニ被ばく船員訴訟についての背景と現状、浅野さんから核禁条約の締約国会議における非締約国の被害者支援に対する取り組みについてそれぞれ共有されました。
髙垣からは、ユースセッションでの取り組みの説明、マーシャル諸島でのフィールドワークを通じて福島と重なる被害という視点を報告しました。
アーカイブ配信が行われているので、ぜひご覧ください。